実験・自由研究のおすすめ2020|簡単おもしろ科学、化学、理科、工作のネタ帳

夏休み冬休みの宿題に役立つ、身近な材料を使って簡単にできる実験や自由研究の各テーマを紹介しています。なぜを楽しくおもしろく科学の不思議を探検しましょう。

高校生向け

お酒に強い人と弱い人の実験

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研究の動機
どうしてお酒に強い人と弱い人がいるのでしょうか?

肝臓でのお酒の分解酵素を持つかどうかは遺伝による?

調べもの

調べもの
体に入ったアルコール(エタノール)は肝臓でアルコール脱水素酵素(ADH)により80%を分解されてアセトアルデヒドに変わる。残りの20%は、MEOSの酵素(マイクロソーム・エタノール酸化系)により分解される。ADHは酒を飲まない人の肝臓にも存在するが、MEOSの酵素群は、常に飲酒すると増える。
次に、このアセトアルデヒドはアルデヒド脱水素酵素(ALDH)によって、すぐ酸化されて酢酸に変わる 最終的に酢酸は無害な炭酸ガスと水に分解される。
ALDH2は血中のアルコール濃度の低い時(少量の酒を飲んだ時)に働き、ALDH1はアルコール濃度が高い時に働く。ALDH2のない人は、少量の酒でアルデヒドの分解能力が低下し、アルコールの量に比例して体内のアルデヒドの濃度も上がる。
ALDH2は、効率よく速やかにアルデヒドを酢酸へ分解するが、ALDH1は、アセトアルデヒドの濃度がある程度以上にならないと働かない。
ALDH2の酵素を持つかどうかは遺伝による。欧米人の殆どは両者を持っているが、モンゴロイド系の人はALDH2を持っていない人が多く、酒に弱い人が多い。これは、ヨーロッパでは氷河時代、冬に蓄えた食物がアルコール発酵したため、酵素欠乏型の女性は満足な子孫を残せず、結果として酵素欠乏型が淘汰されたためだろうと推測されている。

準備するもの

準備するもの

  • 消毒用エタノール
  • 脱脂綿
  • テープ

実験

実験
1.テープに脱脂綿をつけて絆創膏を作り、消毒用エタノールを0.5mlくらい脱脂綿にしみ込ませ、腕に貼り付けて約20分後皮膚の反応を見る。
2.まず、脱脂綿は1cm×1cm×0.5cm角くらいに切っておく。
3.つぎに、脱脂綿にアルコールをしみ込ませてからではテープがつかない。またアルコールは脱脂綿からはみ出させない。
4.脱脂綿を貼る位置は、二の腕の内側のように柔らかい皮膚がよい。
5.パッチテストで変化無しの場合はALDH2型を持っている(酒に強い)。赤くなった場合はこの酵素が欠乏している(酒に弱い)。
6.パッチテストを家族にもしてもらうと遺伝的な参考になる。

まとめ

まとめ
上腕の内側など皮膚の柔らかいところに貼ってから、7分後に絆創膏をはがし、皮膚の色を見る。---チェックポイントA
さらに10分後に(すなわち最初に貼ってから17分後)皮膚の色を見る。---チェックポイントB
チェックポイントAで赤くなった人---お酒を飲めない人
チェックポイントBで赤くなった人---お酒に弱い体質
どちらも変化しなかった人    ---お酒を普通に飲める人(ただし飲みすぎが問題になる体質

参考にしたURL:http://www.hyogo-c.ed.jp/~rikagaku/jjmanual/jikken/omo/omo45.htm

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